こんな方におすすめ
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世の中には、ニートからプログラマーになって人生を逆転させた人もいるため「自分にもできるかも」と興味を持つのも当然です。
たしかに、プログラマーはニートが目指しやすい職業の一つです。
しかし、ニートの人がプログラマーを目指す上では、把握しておきたい注意点があります。
「プログラマーは止めておけば良かった……」と後悔しないためにも、本記事を読んでから目指すかどうかを決めましょう。
ニートがプログラマーを目指しやすい理由
人材不足が問題になっているから
IT業界は、人材不足がさらに拡大すると予想されているため、ニートの人もプログラマーを目指しやすいです。
その証拠に、経済産業省の「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には最大で78.7万人のIT人材が不足する見込みであると試算されています。
現在の私たちが仕事をする上では、業界や業種を問わず、ITが必要不可欠な存在になっています。
こうした状況が続く限り、IT人材の需要が落ち込むことは考えにくいので、たとえニート経験がある人でも、プログラマーを目指しやすいといえます。
求人倍率が高いから
プログラマーが含まれるIT・通信業界は、求人倍率がかなり高いです。
このことも、ニートがプログラマーを目指しやすい理由です。
求人倍率とは、求職者1人に対して何件の求人があるかがわかる指標で、1倍以上だと求職者よりも求人数の方が多いことを意味します。
転職サービス「doda(デューダ)」の「転職求人倍率レポート」によると、2024年8月時点でのIT・通信業界の転職求人倍率は7.45倍です。
これは、求職者1人に対して7.45件の求人がある、という意味です。
全体平均の2.83倍と比べると、IT・通信業界の数値の高さがわかるのではないでしょうか。
以上のことから、IT・通信業界は売り手市場といえるため、ニートからでもプログラマーを目指すことは十分可能です。
ニートがプログラマーになるメリット
高収入を目指せる
IT需要が高い状態が続いているため、プログラマーは高収入が期待できます。
これを証明する調査結果があります。
HRプラットフォーム「Track(トラック)」が行った「新卒ITエンジニア就職活動の実態調査」によると、プログラミングスキル上級者の68%は、400万円以上の初任給を提示されています。
さらに、そのうちの約10%は、なんと700万円以上の初任給が提示されているのです。
一方、厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」から求めた大卒1年目の平均年収は、284万7,600円(ただし、ボーナスなどは含まない)です。
これらを比較すると、プログラマーは高収入を目指しやすい仕事といえます。
柔軟な働き方ができる場合がある
プログラマーは、パソコンさえあれば仕事ができるため、場所や時間に縛られにくい仕事です。
リモートワークを認めている企業もあるので、プログラマーになれば、オフィス以外の場所で仕事に取り組むことも可能です。
その場合、満員電車などで通勤するストレスを避けられるメリットもあります。
比較的人と話さずに働ける
プログラマーの仕事は、主にパソコンに向かって1人で作業することになるので、比較的人と話さずに働けるのもメリットです。
全く話さなくて良いわけではありませんが、人と接する機会が多い営業や接客業などと比べれば、まず少なく済みます。
ニートの人は、人とのコミュニケーションに苦手意識を持っていることが多いため、こうした面からもプログラマーを目指すメリットがあります。
ニートがプログラマーを目指すときの3つの注意点
一定のスキルが求められる
プログラマーを目指す場合は、一定のプログラミングスキルを身に付ける必要があります。
当然のことですが、パソコンの基本的な操作ができる、程度のスキルではプログラマーになれません。
書籍やオンライン上のQ&Aサイト、YouTube動画などを活用すれば、プログラミングスキルは独学でも身に付けられます。
しかし、独学でのスキル習得は挫折しやすく、分からないことを解決しにくいです。
途中で投げ出してしまえば、スキル習得にかけた時間や労力は無駄になってしまいます。
プログラミングスクールにはお金がかかる
プログラマーになるために、プログラミングスクールに通ってスキルを身に付ける人もいます。
しかし、プログラミングスクールの利用料金は、一般的に20万円以上かかります。
収入を得る手段のないニートの人にとって、まとまった出費に対応するのは難しいケースが多いでしょう。
国の給付金を利用すれば費用は抑えられるものの、ある程度のお金が必要なことに変わりはありません。
コミュニケーション能力が低いと採用されにくい
プログラマーは、比較的人と話さずに働けることがメリットの一つです。
しかし、コミュニケーション能力が低いと採用されにくい、という調査結果があります。
レバテック株式会社が運営する「レバテックキャリア」が実施した「中途エンジニア採用着眼点調査」によると、選考のお見送り理由で最も多いのが「コミュニケーション能力が低い(39.3%)」でした。
そのため、もし人と接するのが苦手でニートになったとしても、仕事を円滑に進められるだけのコミュニケーション能力は、最低限身に付けておかなければなりません。
お金に困っているニートには工場派遣がおすすめ【スキル不要】
ニートからプログラマーを目指そうと思っても、
「専門的なスキルを身に付けるのは難しそう……」
「プログラミングスクールに通うお金がない」
といった人もいますよね。
このような人には、工場派遣をおすすめします。
工場派遣とは、派遣会社に登録して派遣社員になり、派遣先企業の工場で働く方法です。
工場派遣は未経験歓迎の求人も多く、特別なスキルがないニートの人も採用されやすい仕事です。
また、夜勤のある職場なら夜勤手当が付くため、稼ぎやすいメリットもあります。
工場派遣はプログラマーよりも就職しやすい方法なので、ニート状態から早く脱出したい人は、ぜひチャレンジしてみましょう。
【ニートにおすすめ】工場系求人が豊富な派遣会社
はたらくヨロコビ
はたらくヨロコビは、株式会社アウトソーシングが運営する製造・工業系の求人サイトです。
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ランスタッド
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日本では、主に派遣会社として知られています。
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また、7割が未経験から始められる求人なので、学歴や職歴に自信がないニートの人もチャレンジしやすいです。