「ニートの空白期間はどう書けば良いの?」
「そもそも履歴書の書き方がわからない……」
10年ニートとして過ごしてから履歴書を書こうと思うと、このようなことで悩みますよね。
結論、正しい書き方さえ押さえておけば、ニートであっても完成度の高い履歴書は書けます。
ただし、意識したいポイントを知らずにいると、ニートのマイナス面が強調されてしまいます。
本記事を読んで、ニートが不利にならない履歴書を完成させましょう。
重要
実は、派遣会社では、履歴書の提出を不要としているところが多いんです。
つまり、履歴書を書かずに就職できる可能性があります。
実際に派遣会社の「ランスタッド」では、履歴書の提出を不要としています。
それに「ランスタッド」などには、未経験OKの求人が多数あるので、長年ニートをしていた人でも仕事が見つかりやすいです。
「一人で履歴書を書けそうもないな……」と思ったら、「ランスタッド」などへ登録して、仕事探しをしてみましょう。
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10年無職ニートの履歴書の書き方【例文あり】
基本項目欄
履歴書の基本項目欄には、履歴書を使う日付、氏名、ふりがな、住所、連絡先(電話番号、メールアドレス)を記載しましょう。
日付は、履歴書を持参する場合は面接当日、郵送する場合は投函日、メールで送る場合は送付日を記載します。
和暦(例:令和6年)と西暦(例:2024年)のどちらでも構いませんが、学歴・職歴欄などと統一します。
また、氏名の姓と名の間にはスペースを入れ、ふりがなが「フリガナ」となっている場合は、カタカナで記載しましょう。
学歴・職歴欄
学歴・職歴欄には、学歴、職歴の順で記載します。
学歴・職歴欄は一つにまとめられているケースが多いため、一行目の中央に「学歴」と書き、学歴を書き終わったら、一行開けて中央に「職歴」と書きましょう。
学歴は、いつ入学したかと、いつ卒業したかを記載します。
最終学歴が高卒の場合は「〇〇高等学校 入学」から記載し、中卒の場合は「〇〇中学校 卒業」のみを記載しましょう。
学校名は略さずに、正式名称(例:〇〇県立〇〇高等学校)を記載するのが正しい書き方です。
職歴がある場合は、入社・退社歴を古い順から記載し、ない場合は「なし」と記載します。
アルバイトの経験がある人は、担当業務も記載して経験とスキルを積極的にアピールしましょう。
最後に右端に「以上」と書いて、学歴・職歴欄は完了です。
志望動機欄
志望動機では、①その会社を選んだ理由、②入社後に実現したいこと、③入社後に貢献できること、を簡潔に伝えることがポイントです。
自己PR欄
自己PR欄では、仕事に活かせる強み(実績や経験)をアピールしましょう。
本人希望欄
就職するにあたり、絶対にゆずれない条件がなければ「貴社の規定に従います」と記載します。
健康上の理由による業務への影響や、家庭の事情で勤務地や勤務時間に希望がある場合などは、一方的な印象を与えない書き方をすることが重要です。
また、給与や待遇などの希望は書かずに、面接の際などにすり合わせるのが一般的です。
10年無職ニートには履歴書不要の派遣社員もおすすめ
ニートとして長年過ごした経験があると、いざ履歴書を書こうと思っても、書き方がわからなかったり、アピールできる内容が少なかったりして困りますよね。
実は、履歴書不要で就職できる方法があるんです。
それは、派遣社員という働き方です。
派遣社員になるには派遣会社への登録が必要ですが、履歴書の提出が不要なところが多くなっています。
派遣会社への登録では、履歴書の代わりにパソコンやスマートフォンから、職歴や保有資格、働く際の希望条件などを入力するケースがほとんどです。
「ランスタッド」などの派遣会社へは誰でも登録できるので、履歴書を書く段階で悩んでいるニートの人は、派遣社員という働き方も視野に入れてみましょう。
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10年無職ニートが履歴書の書き方で意識したいポイント
学歴・職歴欄が小さい履歴書を選ぶ
学歴に自信がなかったり、これといった職歴がなかったりする人は、学歴・職歴欄が小さい履歴書を選びましょう。
学歴・職歴欄が大きい履歴書を選ぶと空白が目立ってしまい、採用担当者に社会人経験が浅く仕事が続かない人、との印象を与えてしまうためです。
履歴書のテンプレートにはさまざまな種類があるので、自分が不利になるようなものは避けて選ぶのがポイントです。
自己PR・志望動機欄でやる気を伝える
空白期間が長いニートは、職歴や社会人経験の少なさを他の要素でカバーする必要があります。
その方法の一つが、自己PR・志望動機欄が大きい履歴書を選び、やる気や熱意を伝えることです。
ただし、単純に「やる気があります」と書くだけでは不十分です。
会社や業界についてよく調べた上で、就職後にどうなりたいかを具体的に伝えましょう。
資格欄で強みをアピールする
ニート期間中に取得した資格があれば、資格欄が大きい履歴書を選んでアピールすることも大切です。
応募先の企業で活かせる資格を持っていると、物事への取り組み方や仕事への意欲をアピールできます。
それに、専門的な知識やスキルがあることの証明にもなります。
また、資格取得に向けて勉強中なら、その旨を記載しても問題ありません。
アルバイトの経験があれば記入する
ニートとして過ごす中でアルバイトをしたことがある場合は、すべて記入しましょう。
アルバイトも、立派な職務経歴になるからです。
特に、応募先企業で活かせるアルバイト経験があるなら、履歴書に書いて積極的にアピールしましょう。
履歴書には「〇〇会社でアルバイト」のような一文だけでなく、担当した業務(例:商品陳列、レジ対応、接客など)も具体的に記載することがポイントです。
応募先企業の業務とマッチしていれば、十分アピール材料になります。
空白期間をごまかさない
ニートによる空白期間があることは、ごまかさずに正直に書きましょう。
嘘をついても、いつかバレるためです。
また、空白期間といっても、その間にボランティアや勉強、趣味などで取り組んだことがあれば、具体的に記載しましょう。
単純に空白期間があると書くよりも、意欲があることをアピールしやすくなるためです。
なお、空白期間のあるニートの人が就職活動の成功確率を高めるためには、ブランクOKと記載された求人に応募するのも一つの方法です。
10年無職ニートの空白期間を悪く見せない書き方【例文あり】
引きこもりによる空白期間を反省している
空白期間を反省していることや、空白期間中に取り組んでいたことをポジティブに伝えた方が、採用担当者に与える印象は良くなります。
資格取得やスキルアップのための勉強をしていた
空白期間中に資格取得やスキルアップのための勉強をしていた場合は、それらを記載することで就業意欲の高さをアピールできます。
うつ病などの病気で働けなかった
健康上の理由により空白期間ができた場合は、正直に記載しましょう。
また、採用担当者の不安を取り除くために、現在は回復していることを記載することも重要です。
10年無職ニートが面接で注意したいポイント
空白期間についての回答を準備しておく
ニート経験のある人の面接では「なぜニートになったのか?」といった質問を必ずされます。
そのため、事前に回答を考えておくことが重要です。
答えるときは、まずニート期間を反省していることを伝えましょう。
真摯に反省している人に、悪い印象を持つ面接官はいないためです。
加えて、仕事に対する意欲をアピールすれば「この人はニートだったけど、簡単には辞めないだろうな」と思ってもらえて、採用される確率が高まります。
身だしなみを整える
面接を受けるときは、その場にふさわしい服装を選ぶ必要があります。
応募先企業から服装を指定されない限り、基本的にはスーツを着用しましょう。
そして、面接に臨むときの身だしなみのポイントは、次の3つです。
10年も無職ニートをしていると、服装に気を遣う場面が少なくなって、身だしなみに対して無頓着になりやすいため、十分注意しましょう。
10年無職ニートの履歴書の書き方に関するよくある質問
職歴がないニートの履歴書の書き方は?
仕事をした経験が全く無い場合は、職歴欄に「なし」と記載して問題ありません。
ただし、職歴がないことは、どうしてもマイナス評価につながるため、志望動機欄や自己PR欄で仕事に対する意欲を必ずアピールするようにしましょう。
履歴書にニート期間を書くべき?
ニート期間があることを、履歴書の職歴欄に書かなくても問題はありません。
しかし、面接でニート期間について聞かれる可能性は高いため、理由と一緒に書いておくのが望ましいです。